【LGBT】馴れ初め③
〈面白いけど、チャラくてヤバいやつかも〉
そう思ってもチロとのやり取りは楽しくて、毎日毎日やっていました。
けれどグイグイ来すぎるチロに対して、私は何度も冷たい言葉を放ちました。
(…ごめんね、チロ(。・_・`。))
そんなある日
私の繰り返される冷たい態度に耐えられなくなったチロから、やり取りをやめようか?といった旨の連絡が来ました。
朝の出勤途中にそのメッセージを読んでからは、もう頭の中がそのことばっか。
寂しくてやめたくないといった気持ちと、そんなに追い詰めてしまったのかと申し訳ない気持ちで、お昼ご飯も喉を通らなくなっていました。
〈私そんなにハマってたんだな〉
そこでチロに対する気持ちが大きくなってきていたことに気付いたのです。
チロにやめたくないという自分の気持ちを正直に伝えました。
…結果、その後も毎日続きました。
私たちは飛行機の距離。
お金と休みの関係で、なかなか会えずにいました。
ただ、やり取りを続けるうちにラブラブ感は出てきていたと思います(笑)
それでも付き合うのはちゃんと会ってから。そう決めていたので、初めて連絡が来てから約3ヶ月、毎日メッセージのやり取りだけが続きました。
私は電話がすっごく苦手です。母に電話するのにも緊張して、深呼吸して落ち着いてからじゃないと掛けられないくらいです。
それに加えて超人見知り。そのせいで今まで連絡を取り合った人とは電話はしたことがありませんでした。
チロと連絡を取り始めて3ヶ月たったころ。実家に住んでいた私ですが、夜に家で1人の日がありました。
そのことをチロに伝えると…「電話してみない?」と。今まで電話は断り続けていた私ですが、チロとは話してみたい気持ちが勝り、初電話の日が決まりました。
その日は仕事が終わってからずっとドキドキ💓
ご飯食べ終わってからにしようということで、ご飯中もドキドキ💓
そしてようやく食べ終わり、「今私からかける!」と伝え…
あれ?そのアプリで電話をかけたことがないので、どこからかけるかが分からない(笑)
とモタモタしていると、同じくドキドキしながら待っているチロから「ちょっと!私からかけようか?」とツッコミが(^_^;)
それでも掛けてこられたら緊張して取れないかも…と思い、チロをドキドキさせながら待たせました(笑)
電話マークを見つけ、震える指でタッチ…!
「あ、はじめまして、チロです」
「はじめまして」
お互いの緊張が伝わってくる…。
チロはなんだか懐かしいような声でした。
長い間メッセージでやり取りをしていたおかげで慣れるまでそう時間もかからず、楽しくて気づいたら2時間電話していました。
1回切り、その後寝る前にもまた電話。初めて声を聞き、喋ったその日は合計で8時間も電話していました。
それから電話もほぼ毎日するようになったのです。
毎日メッセージや電話をする日々が続きました。
そんな関係が急展開したのは、初めて電話をした日から10日後。
チロが友達と海外旅行に行ってからでした。
つづく♪
※今回は長文になってしまいました。最後まで読んでいただき、ありがとうございます!